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00228箴言一則「行百里者」江木 高遠

 

箴言一則「行百里者」 00228
江木 高遠 書
紙本墨書 34.7×27.4 ㎝

 

↓読み ↓読み下し
 
 
 

 

大 意
百里の道を行くには、始の九十里と後の十里とが相匹敵すること。このように、事を成すには初めは易く後は難い喩。

事を成すに、最後に近づいたからといって気を緩めてはいけない。気を引き締めたまま、終りを全うすべきだの譬。

 

訳 注
「行百里者」
出典: 戦国策、秦
中国の戦国時代の遊説家の弁舌や策略を国別にまとめた書物。33巻。漢代に劉向(りゅうきょう)の手で編集され、その後散逸したが、宋代に集成。「戦国時代」の呼称は本書に由来。   (出典1)
(落款)江木高遠 江木高遠は江木高遠の名

 

出典1:『新世紀ビジュアル大辞典』1412頁、学習研究社編刊、1998年11月9日
出典2:『江木鰐水関係古文書綴』松浦董雄、福山誠之館同窓会編、平成12年8月