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00194五言絶句「花老秋園治」

五言絶句「花老秋園治」 00194
 書
安政元年(1860年)
15.9 × 21.3 cm

↓読み
 
 

↓読み下し
 
 
 

大 意

↓遊印1 ↓遊印2

↓遊印3

訳 注
庚申(かのえ・さる) ここでは安政元年(1860年)のことか
(遊印1)陶然 心持ちよく酒に酔うさま、うっとりするさま
(遊印2)無事是貴人
(ぶじ・これ・きにん)
出典: 臨済禅師『臨済録』
無事(ぶじ) 仏や悟り、道の完成を他に求めない心
貴人(きにん) 貴ぶべき人、すなわち仏であり、悟りであり、安心であり、道の完成を意味している
(遊印3)終日乾乾
(しゅうじつ・けんけん)
出典: 易経乾93
大意: 乾乾とは進んで止まないこと、ここでは乾を一日とし、太陽として捉える。この三爻は位置的には内卦と外卦の境目にあるので内卦の一日が終わり翌日に移ろうとしていると捉える。従って終日というのは朝(一爻)、昼(二爻)を過ぎて夕方(三爻)になったところをいう。

未装