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00191五言絶句「高臥北廉下」鐵髯

五言絶句「高臥北廉下」 00191
鐵髯 書
明治7年(1874年)か
21.7 × 43 cm

↓読み
 
 
鹿
 

↓読み下し
 
 
鹿

大 意
老先生は北の部屋に高枕で昼寝をしている
竹林から香とともに、さわさわと涼しい風が吹いてくる
先生は午後の暑さ知らずだ
一睡して羲皇(ぎおう)に驕(おご)

↓姓名印 ↓雅号印

↓遊印

訳 注
羲皇(ぎおう) 伝説上の帝王「伏羲(ふっき)」のこと
甲戌(きのえ・いぬ) ここでは明治7年(1874年)のことか
三鹿老先生 三鹿は江木鰐水の号三鹿斎のことか
石州(せきしゅう) 石見国(現島根県石見地方)
鐵髯
(姓名印)弘
(雅号印)鐵髯
(遊印)淡遠 淡白で浅はかならぬこと (出典1)

未装
出典1:『新註墨場必携〈上巻〉』、13頁、名跡刊行会編刊、平成22年2月5日