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00183七言絶句「翠槐交影」(朝斉)

 

七言絶句「翠槐交影」 00183
朝斉 書
24 × 15.5 cm

 

↓読み
竿
 
 
 
 

 

↓読み下し
 
竿
 
 
 

 

大 意
緑の葉の繁った槐(えんじゅ)の木の影が写った川の水は溢れている
魚は萍(うきぐさ)の香の中にいて、なかなか釣上げることができない
「意を得て」はじっとこらえているが、「情に従い」何かで感情が高ぶってくると、こらえて黙っていることが出来ない
風が止んで、静かに糸を垂れている
眼は竿の先の浮きの一点に集中している

 

↓落款印 ↓遊印
 

 

訳 注
(ひょう) うきくさ
(落款)朝齋扶
(落款印)三斉
(遊印)綽々(しゃくしゃく)
出典: 『爾雅』釋訓 「綽々、爰爰、緩也」
大意: ゆったりしたさま、ゆるやかで迫らぬさま

 

未装