福山誠之館同窓会 > 所蔵品 > 00179大政宛書簡「八十一鱗」(屈)

00179大政宛書簡「八十一鱗」(屈)

大政宛書簡「八十一鱗」 00179
 書
紙本 21×20 cm

↓読み ↓読み下し
 
 
 
耀

寿
 
 

訳 注
南山 南方は陽気にして、草木が繁茂する。転じて「人の長寿を祝する詞」。
長寿は敵だ 人間は年をとると衰えることは敵だとした。逆説で、実は心身の衰えることは敵で、本心は長寿を願っているのではないか。
出典「詩経」

如月之恒 如日之升
如南山之寿 不蹇 不崩
月の恒なるが如く、日の升(のぼ)るが如く、
南山の寿なるが如く、蹇
(けん)せず、崩れず。
耀 光扁に星と読める。しかし辞書にはないので、前後の意味から耀とした。煌かもしれない。耀も煌も、「かがやく」の意味である。

出典1:『江木鰐水関係古文書綴』、松浦董雄、福山誠之館同窓会、平成12年8月