福山誠之館同窓会 > 所蔵品 > 00156五言絶句「漁影浦帰遠」(五十川訊堂)

00156五言絶句「漁影浦帰遠」(五十川訊堂)

 

五言絶句「漁影浦帰遠」 00156
五十川訊堂 書
紙本 21×15 cm

 

↓読み

 

↓読み下し

 

大 意
漁影を求めて漁をした漁船が、遠くの漁場から港に帰ってきた。
山の樹を樵が切っているその音が、林の深い奥の方から聞こえて来る。
風も月も、自然界の事物現象は自然と来て、又自然と去っていく。
川にも山にも、自然はあるが侭で、昔も今も変る事はない。変わるのは人間と人間の作った物のみである。

 

訳 注
(落款)訊堂小史 訊堂は五十川訊堂の号

 

出典1:『江木鰐水関係古文書綴』、松浦董雄、福山誠之館同窓会、平成12年8月