福山誠之館同窓会 > 所蔵品 > 00155五言絶句「亭在両松中」(五十川訊堂)

00155五言絶句「亭在両松中」(五十川訊堂)

 

五言絶句「亭在両松中」 00155
五十川訊堂 書
紙本 15×21 cm

 

↓読み

 

↓読み下し

 

大 意
家は二本の大松の間に建っている。
緑色の雲が立ちのぼり、三伏の夏の暑気が段々と冷涼として来る。
そうして、次第に夜の窓には、秋の名月がかかって来る。
明り障子に寫し出すのは、龍の闘う影絵である。

 

訳 注
三伏(さんぷく) 夏の土用を分ける三つの期間(初伏・中伏・末伏)
(落款)訊堂小史 訊堂は五十川訊堂の号

 

出典1:『江木鰐水関係古文書綴』、松浦董雄、福山誠之館同窓会、平成12年8月