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00154七言絶句「秋山行旅図」(痴堂)

 

七言絶句「秋山行旅図」 00154
痴堂 書
23.1 × 20.6 cm

 

↓読み
 

 
 

 

↓読み下し
 
 
 
 

 

大 意
夕陽の輝くころに馬をとどめると、
山腹の古道に猿鳴が響く。見ると猿の鬢に白い毛が混じっている。
私の歳ぐらいだろう。濃尾の奥の山を訪ねたときのことだ。
元気をだして、末の松山を旅行く。

 

↓姓名印 ↓雅号印 ↓遊印

 

訳 注
翠微(すいび) 山の八合目あたり
儂奥(のうおう) 濃尾の奥、現岐阜県
(きつ) たけく勇壮なこと
(へい・びょう) 優美の意
末松山(すえの・まつやま) 陸奥国(宮城県)多賀城にある松山、古今集に歌われたところ
痴堂(ちどう)
(姓名印)貞陽
(雅号印)山飛泉立
(遊印)山水友
読み: 山水の友
大意: 山水の友

 

未装