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00130七言律詩「望遠函山」（日野寧）

 

七言律詩「遠望函山」　００１３０
日野寧 書
３０.７ × ４６.４ cm

 

↓読み
福
城 。
　
日 ：
野 ：
寧 ：
再
行
日 。
示
是
西
條
是
成 。
相
期
他
歳
再
逢
聴 。
醉
歌
幾
處
久
倶
情 。
清
話
従
今
難
可
夢 。
千
里
孤
雲
両
地
行 。
三
春
芳 ：
草 ：
同
牀 ：
憐
　
君
搖
袂
出
都
遠
望
函 ：
山 ：
碧
太
平 。

 

↓読み下し
是
こ
れ
示
す
は
西
條
か
　
是
福
山
城
か
相
あ
い
期
す
る
は
他
歳
再
逢
の
日
酔
歌
　
幾
い
く
処
し
ょ
　
久
し
く
倶
と
も
に
成
す
清
話
は
今
よ
り
聴
く
べ
き
は
難
か
た
し
千
里
の
孤
雲
　
両
り
ょ
う
地 ち
の
情
三
春
の
芳
草
は
同
ど
う
牀
し
ょ
う
の
夢
憐
あ
わ
れ
む
べ
し
　
君
袂
を
搖
る
が
し
都
を
出
で
て
行
く
を
遠
く
函
か
ん
山
ざ
ん
を
望
め
ば
碧
み
ど
り
太
平
な
り

 

↓落款印 ↓遊印
保 ○
法 道
謹
節

 

訳　注
函山（かんざん） 箱根の山
芳草（ほうそう） 香りの高い草、転じて気品のある人
牀（しょう） ゆか
◎ ◎
（落款）日野寧 －
（落款印）○道保法 －
（遊印）謹節（きんせつ）
出典： 『後漢書（沛獻王輔傅）』
大意： 節操をつつしむ
未装