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00123七言律詩「三鹿先生」（日高謙蔵）

 

七言律詩「三鹿先生」　００１２３
日高謙蔵 書
１３５×３１ cm
↓読み
伴
栖 ：
遅 ：
。
此
中
應
識
幽
閑
足 。
借
問
高
談
願
有
難
耳 ：
。
水 ：
懢 ：
再
拝
讀 。
著
述
雄 ：
宕 ：
盡
耐
施 。
五
年
薔 ：
端 ：
同
随
送 。
一
庭
松
菊
三
鹿
先
生
嫌
衒
奇 。
結
盧
城
市
故 ：
追 ：
時 。
図
書
等
璧
曾
経

 

↓読み下し
借
し
ゃ
く
問
も
ん
す
　
高
こ
う
談
だ
ん
有
り
難
き
を
願
う
耳
の
み
此 こ
の
中
う
ち
應
ま
さ
に
幽
ゆ
う
閑
か
ん
を
識
る
に
足
れ
り
一
庭
松
菊
　
栖
せ
い
遅 ち
を
伴
な
う
五
年
薔
し
ょ
う
端
た
ん
　
同
じ
く
随
し
た
が
い
送
る
著
述
は
雄
ゆ
う
宕
と
う
に
し
て
　
盡
こ
と
ご
と
く
施 せ
す
る
に
絶
え
た
り
図
書
は
璧
た
ま
に
等
し
く
　
曾
か
つ
て
経
け
い
を
読
む
盧 ろ
を
結
ぶ
　
城
じ
ょ
う
市 し
故 こ
追
つ
い
の
時
三
鹿
先
生
　
奇
を
衒
て
ら
う
を
嫌
う

 

↓姓名印 ↓雅号印
水 ○
○ 印
謙 日
髙

 

↓遊印
○ 弌
心
○
小

 

訳　注
雄宕（ゆうとう） －
故追（こつい） 以前に住んだところ
薔端（しょうたん） －
栖遅（せいち） 世をさけて田野にすむこと
耳（じ） ［文末にある助詞］「～のみ」の意
◎ ◎
（落款）水懢（すいらん） －
（姓名印）○水○印 －
（雅号印）日髙謙 日髙謙は日高謙蔵のこと
（遊印）弌心小○○ －
未装