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00045扁額「白鹿洞掲示」(津山義道)

 

扁額 白鹿洞 掲示 00045
津山義道(津山碧山) 書
明治14年(1881年)
紙本墨書 30×95 cm

 

↓読み(1/2)
 
 
鹿

 

↓読み(2/2)
 
 
 
忿

 

↓読み下し(1/2)
 
 
 
 
 
鹿

 

↓読み下し(2/2)
 
 
 
忿

 

↓姓名印 ↓雅号印 ↓遊印

 

解 説
福山誠之館においては、発会式における儒者の特別講釈の題目を、初年度安政2年から安政5年までは、『論語』中の一篇から選んでいたが、5年目の安政6年から、朱子の「白鹿洞書院掲示(はくろくどう・しょいん・けいじ)」の全文講釈に変更した。これは、初学者に、朱子学の全体系を簡明に把握させようとしたものである。この方式は、福山中学校にも引き継がれ、明治20年1月の開校式にまで及んでいる。

 

訳 注
忿(フン) いかり
(チョウ) とどめる
(ふだ) ふだ
教誡(きょうかい) 教えいましめること
(落款)辛巳(かのと・み) ここでは明治14年(1881年)のこと
(落款)孟春 春の初め、初春、陰暦正月の異称
(落款)碧山居士 碧山は津山義道の号
(落款)津山義道 義道は津山義道(津山碧山)のこと
(姓名印)津山義道 津山義道は名
(雅号印)字行草
(遊印)求志堂

 

出典1:『誠之館記念館所蔵品図録』、65頁、福山誠之館同窓会編刊、平成5年5月23日