00015論語格言一則「以不教民」(阿部正弘)
論語格言一則「以不教民」 00015 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
阿部正弘 書 絹本墨書 97×35 cm |
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大 意 |
教育訓練もしない人民を用いて戦争をすることは、きっと敗れるもので、これは人民を打ち棄て殺すようなひどいことである。 |
解 説 |
これは、阿部正弘の藩政上の重要政策として、文武奨励、人材育成策が実施されたことを証明する作品といえる。 |
↓姓名印 | ↓雅号印 | ||||||||||||
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↓遊印 | ||||||
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訳 注 | |
「以不教民~」 | 出典:『論語』子路第十三 |
◎ | ◎ |
(落款)阿正弘 | 阿正弘は阿部正弘のこと |
(姓名印)阿部正弘 | 阿部正弘は阿部正弘のこと |
(雅号印)字叔道 | 叔道は阿部正弘の字 |
(遊印)心如水 | 「心は水の如し」、心境が水の如く清澄であること |
出典1:『誠之館記念館所蔵品図録』、58頁、福山誠之館同窓会編刊、平成5年5月23日 | ||
関連情報1:『論語全訳注 増補版』(講談社学術文庫)、315頁、加地伸行著、講談社刊、2009年9月10日 関連情報2:『論語抄』(中公文庫)、171頁、陳舜臣著、中央公論新社刊、2009年8月25日 |