歴史資料室の所蔵品
- 更新情報
- 2020.01.30
ペリー提督が幕府に献上した品
同窓会事務局の隣にある歴史資料室にはさまざまな所蔵品が展示・保管されています。
数ある所蔵品の中にペリー提督から幕府に献上した品があります。
ペリー来航、日米和親条約締結時老中首座であった阿部正弘公に下賜された品々で、阿部家より寄贈されました。
歴史的にも貴重な品々であるため、各地の美術館などに貸し出されることがあります。
広島城 企画展「江戸時代の天文学」
令和元年12月7日(土)~令和2年1月26日(日)まで開催された広島城の企画展「江戸時代の天文学」に天球儀・六分儀・天体運行儀・三球儀が貸出され、展示されました。
46日間の会期中は35,163人と大変多くの方々が来場され、観覧されたそうです。
終了され、現在はここ資料室に戻り、展示されているのですが・・・
火星修復中です!
こちらは大変古く貴重な物のため、扱いには慎重です。
運搬は日通さんがされましたが、誠之館から広島城に向かう途中に、天体運行儀の火星の根元が外れてしまったのです!古いものがゆえ、仕方ないことなのです。
そのため、現在は修復中です。
帰りはこれ以上外れないようにと、日通さんが全てを丁寧に外して運んで下さり、また組み立ててくださいました。
広島城に運ばれる前、実は天球儀の足も壊れておりました。
こちらは同窓生によって壊れたところがわからないほど見事に修復していただき、無事、広島城に向かうことができました。
所蔵品を修復できる方募集!
誠之館同窓会歴史資料室にはおよそ8千点の所蔵品があります。
どれもが古く、痛んでいるものが多くあります。
美術品、工芸品から書、絵画までできれば修復して、保存していきたいと思っております。
修復ができる専門家の方が同窓生にいらっしゃいましたら、事務局までお知らせください。
どうぞよろしくお願いいたします。