00260『爾雅』
| 『爾雅』 00260 | |||||
| 北條霞亭 校讀 全3巻(所蔵上巻) 誠之館蔵板 刊行年代未詳 |
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| 解 説 | |
| 中国最古の字書。著者は不明であるが、漢代の学者が編纂したものと考えられている。一種の意味別語彙集であり、従って類義語字典ともいえる。現存の書では、次の19部門に分けて、漢字の意味を説明するが、字形・字音には触れていない。 釈詁・釈言・釈訓・釈親・釈宮・釈器・釈楽・釈天・釈地・釈丘・釈山・釈水・釈草・釈木・釈虫・釈魚・釈鳥・釈獣・釈畜 例えば、巻頭「釈詁第一」の最初の項は、「初哉首基肇祖元胎俶落權輿始也」とあるが、これは、初・哉・首から輿始までの13字が、いずれも「はじめ」という意味をもつ語であることを示している。「釈詁第一」には191項、「釈詁第二」には305項、「釈詁第三」には123項を納め、「釈詁第四」は、父母からはじまる親族の呼び方を文章で示している。書名は、雅(タダシキ)に爾(チカヅク)、すなわち、この書によって古典を正しく読解できるとの意味である。この書は、字形分類の字書、字音分類の字書とならび、字義分類字書の祖であり、儒学の経典に準ずる扱いをうけ、わが国では江戸時代は勿論、明治初期まで、初学者用の教科書として広く用いられた。 |
| 出典1:『誠之館記念館所蔵品図録』、74頁、福山誠之館同窓会編刊、平成5年5月23日 |

