終業式のようです
- 更新情報
- 2024.07.19
7月19日(金)
今日は終業式のようです。
講堂から校歌が聴こえてきます。
福山誠之館は今年で創立170周年を迎えます。
たくさんの先輩方を輩出し、中にはその道のパイオニア、第一人者となられた方も少なくありません。
誠之館の歴史を学ぶと、学校で学んだ誰でも知っているような名前がたくさん出てきます。
「ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む・・・」の歌いだしで有名な童謡「夕日」は葛原しげるの作詞です。彼は明治36年に当時の広島県立福山中学校(誠之館)を卒業しています。
作家井伏鱒二は大正6年の卒業です。原爆をテーマにした「黒い雨」はたくさんの外国語にも翻訳されています。
また、ドラマ化や映画化もされました。
昭和に入るとさらに多くの著名人を輩出しております。
良くご存知の赤いキャップの「キッコーマンの醤油卓上びん」
これをデザインした工業デザイナーは昭和22年卒の栄久庵憲司氏です。彼の功績はこれにとどまりません。彼は日本の工業デザイン界の草分けにして、まさに第一人者です。
ミステリー作家として名高い島田荘司氏は昭和42年の卒業生です。
代表作である「御手洗潔シリーズ」は映画化、ドラマ化もされました。
近年では本格推理小説の書き手発掘のため、「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の選考委員を務めています。
偉大な先輩方はまだまだたくさんおられます。
ですが、在校当時はそんなことはつゆほども知りません。
総会実行委員として同窓会に関わるようになり、そのことを知ることができました。
偉大な先輩方だけでなく、今では素晴らしい後輩たちも多数、輩出しておりますね。
改めて誠之館の凄さを知る日々です。
島田荘司氏舞台挨拶のご案内
「乱歩の幻影」上映を記念して、島田荘司氏の地元福山での舞台挨拶が決定しております。
島田荘司ファンのみならず、涼しい映画館にぜひ足を運んでみてください。
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