福山誠之館同窓会 > 所蔵品 > 00023菅茶山差出書状『高戸豊次郎宛1』（菅茶山）

00023菅茶山差出書状『高戸豊次郎宛1』（菅茶山）

 

「菅茶山差出書状(高戸豊次郎宛１）」　０００２３
菅茶山 差出
１５×３３ cm

 

↓読み
　
　
　
要 ：
用 ：
書
高
戸
豊
次
郎
様
菅 ：
太 ：
中 ：
　
霜 ：
月 ：
六
日
被
下
度
奉
頼
上
候
右
申
上
な
る
へ べ
き
事
に
候
ハ
ハ ば
御
こ
し
御
老
人
様
方
へ
御
頼
被
下
據
御
無
心
申
上
候
屋
根
ふ
き
申
候
人
足
り
不
申
候
無
申
候
様
奉
頼
上
候
此
方
に
て
も
藤
四
郎
一
人
手
傳
一
人
召
連
御
か
し
被
下
候
ハ
ハ ば
可
忝
候
尤
右
此
申
兼
候
へ
と ど
も
明
日
よ
り
両
三
日
此
比
貴
家
に
御
用
有
之
候
由
近
内
左
官
藤
四
郎
と
申
者
被
成
御
座
奉
珍
重
候
然
者
御
村
寒
冷
之
節

 

↓読み下し
　
　
　
要
よ
う
用
よ
う
書
し
ょ
高
戸
豊
次
郎
様
菅 ：
太 ：
中 ：
　
霜
月
六
日
下
さ
れ
度 た
く
頼
み
上
げ
奉
り
候
　
右
申
し
上
げ
な
る
べ
き
事
に
候
ハ
ば
御
こ
し
御
老
人
様
方
へ
御
頼
み
下
さ
れ
據
よ
ん
ど
こ
ろ
無
く
御
無
心
申
し
上
げ
候
屋
根
ふ
き
申
し
候
人
足
り
申
さ
ず
候
　
申
し
候
様
頼
み
上
げ
奉
り
候
　
此
方
に
て
も
藤
四
郎
一
人
手
傳
一
人
召
連
れ
御
か
し
下
さ
れ
候
ハ
ば
忝
か
た
じ
け
な
く
候
可 べ
し
　
尤
右
此
申
し
兼
ね
候
へ
ど
も
明
日
よ
り
両
三
日
此
こ
の
比
こ
ろ
貴
家
に
御
用
之
れ
有
り
候
由
近
く
内
左
官
藤
四
郎
と
申
す
者
御
座
成
ら
れ
奉
り
珍
重
候
然
し
か
る
者
御
村
寒
冷
之
節

 

大　意

 

訳　注
霜月（しもつき） 陰暦の１１月
◎ ◎
菅太中（かん・たちゅう） 太中は菅茶山の通称
要用（ようよう） 必要なこと、大切なこと、重大な用事、肝要、必須

 

出典１：『誠之館記念館所蔵品図録』、５９頁、福山誠之館同窓会編刊、平成５年５月２３日