一 |
春行楽の夢さめて
残んの色にうつろへる
時の流れを歎く時
見よ我が誠之健男児
高鳴る胸を身に秘めて
出で立つ姿君見ずや
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二 |
思えば去年の夏の頃
古き都に攻め入りて
栄えある勝利あげしとき
吾らが血潮おどりにき
行け行け友よいざ行きて
あげて帰れよ勝どきを
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三 |
芦田の原を吹く風に
草木の露をはらわせて
征衣も軽く吾が選手
出で立つ所敵もなし 行け行け友よいざ行きて
あげて帰れよ勝どきを
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四 |
名もなつかしき誠之館
我らが望み一すじに
茲にぞかかる我が選手 行け行け友よ我が友よ
三度われらは叫ばなん
あげて帰れよ勝どきを
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