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吉田豊文 よしだ･とよふみ

福山藩家老

経　歴

生：天保１３年（１８４２年）

没：大正３年（１９１４年）、享年７３歳、泉龍寺に葬る

− − 長崎へ遊学 明治維新後 − 堺県令 − − 大蔵省 − − 香川県知事 − − 帰郷して国立第六十六銀行支店長 − − 従五位勲六等

生い立ちと学業、業績

生い立ちと学業 名は豊文、通称は壮介・助右衛門、鯨山・黍山（しょざん）と号した。福山藩の家老、吉田家第９代。吉田水山（豊辰）の長男で、弟に、吉田弘蔵・吉田彦六郎・下宮長三郎がいる。 　若くして長崎に遊学。 業績 明治になって堺県令を勤め、大蔵省に勤め、香川県知事を務めた。その後帰郷して、国立第六十六銀行（現広島銀行）支店長となった。 和歌に巧みで詩文に長けた。 （帆かけ船） 「むかひ見て見送る間だに無かりけり、ここをせにとや走る帆かげは」 （月夜遠望） 「住の江の月をさやけみ沖つかぜ　ふけゐの浦の松も見えけり」 大正３年（１９１４年）没、享年７３歳、泉龍寺に葬る。 撰文と揮毫 明治３３年（１９００年）９月、福山市曙町塩崎神社に建つ「新涯村墾田紀功碑」の撰文をした。

誠之館所蔵品
管理��	氏　　名	名　　称	制作／発行	日　付
０５３５６	吉田豊文 書	五言絶句「客中眠而覺」	−	−

出典１：『近世後期の福山藩の学問と文芸』、９４頁、福山市立福山城博物館編刊、１９９６年４月６日 出典２：『福山藩の文人誌』、１５２頁、濱本鶴賓著、葦陽文化研究会編刊、１９８８年７月２２日 出典３：『郷賢録』、２７・６３頁、福田禄太郎著、福山城博物館友の会編刊、平成１２年１０月１日 出典４：『福山の碑』、１０９頁、「墾田紀功碑」、三上勝康著、福山市文化財協会刊、昭和５０年１１月１０日 出典５：『新涯開発百年史』、１９０頁、藤井正夫著、門田武雄刊、昭和４２年１１月２０日

２００９年５月２８日追加●２００９年５月２９日更新：本文●２００９年６月１日更新：経歴・本文●２００９年８月７日更新：誠之館所蔵品●２０１２年３月８日更新：経歴・本文・出典●２０１２年３月２７日更新：本文・出典●