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草場船山 くさば・せんざん

漢学者

草場船山（出典１）

経　歴

生：文政２年（１８１９年）７月９日、肥前・多久町這河（ひやあご）生まれ

没：明治２０年（１８８７年）１月１６日、享年７０歳、知恩院後丘に葬る

天保８年（１８３７年） １８歳 父佩川の佐賀本藩への出仕により、多久の禄を継承、東原精舎の教官 天保１２年（１８４１年）３月 ２２歳 藩主の命により江戸遊学 天保１２年（１８４１年）４月１８日 ２２歳 江戸・昌平黌において古賀侗庵に師事 天保１５年（１８４４年） ２５歳 江戸より戻り、再度東原精舎教諭 嘉永４年（１８５１年） ３２歳 家塾・千山楼を開く 安政２年（１８５５年） ３６歳 藩主の内命により江戸・大坂・京都へ勝手遊学 安政４年（１８５７年） ３８歳 東原精舎教授、馬乗通同格 明治３年（１８７０年） ５１歳 対馬藩知事の要請により田代塾（現鳥栖市）を営む 明治５年（１８７２年）６月１６日 ５３歳 伊万里・大川野の有志から要請され「本立堂」に出講 明治９年（１８７６年）３月２４日 ５７歳 京都・東西本願寺学寮に出講、同時に私塾・敬塾を営む

生い立ちと学業、業績

草場佩川の子。肥前多久（佐賀県）の人。幼名は良太郎・のち立太郎、諱は廉、字は立大、号がはじめ舟山、のち船山・鶴翁。 父について家学を修め、のち江戸において昌平黌の古賀侗庵に学び、篠崎小竹や梁川星巌にも師事した。 帰郷後は、佐久の郷校「多久聖堂」で教えた。 のち対馬厳原藩の招きにより、肥前・田代領の藩校で教え、さらに後には伊万里に学舎を設けた。 著書に『日本史略伝』、『皇朝歴代歌』『三国史略』、『国史管見』、『纂評増評文章規範』、『国朝氏略』、『船山遺稿』などがある。 明治２１年（１８８８年）８月、門人らがその徳を追慕して、京都東山の永観堂に記念碑を建立した。撰文は菊地純（三渓）、書は中林隆経（梧竹）。

誠之館所蔵品展示品
管理№	氏　　名	名　　称	制作／発行	日　付
００１２９	草場船山 書	七言律詩「十年湖海」	－	－
００１９２	草場船山 書	七言律詩「新営小塾」	－	－
ｔ１３７０	草場船山 書	七言絶句「墨堤春遊図（長堤十里）」	－	－
ｔ１３８０	草場船山 書	七言絶句「咏屏風（六曲還遮）」	－	－
ｔ１３９０	草場船山 書	七言絶句「熏蚊図（一室晩来）」	－	－
ｔ１４００	草場船山 書	七言絶句「浦島太郎（一箇霊亀）」	－	－

出典１：『草場船山日記』、三好嘉子校註、（株）文献出版刊、平成９年１０月１６日

２０１５年１１月２５日追加●２０１６年２月１７日更新：誠之館所蔵品●２０１６年６月１４日更新：誠之館所蔵品展示品●２０１６年７月１４日更新：写真・経歴・出典●