福山阿部藩
藩主
誠之館
先賢
福山藩
関係者
誠之館
歴代校長
誠之館
教師
誠之館
出身者
誠之館と
交流した人々
誠之館所蔵品
関係者
誠之館同窓会
歴代役員
木下夕爾
 本名
木下優二
きのした・ゆうじ きのした・ゆうじ
詩 人
木下夕爾 (出典1)


経 歴
生:大正3年(1914年)10月27日、広島県福山市御幸町生まれ
没:昭和40年(1965年)8月4日、享年52歳
大正9年(1920年) 6歳 父を亡くす
昭和2年(1927年) 13歳 広島県立府中中学校入学
堀内大学の雑誌『若草』に特選
昭和7年(1932年) 18歳 広島県立府中中学校卒業
昭和8年(1933年) 19歳 第一早稲田高等学院文科入学
堀内大学に大いなる影響を受ける
昭和10年(1935年) 20歳 第一早稲田高等学院を中退
昭和10年(1935年)5月 20歳 愛知高等薬学校(現名古屋市立大学)に入学
昭和13年(1938年) 24歳 名古屋薬学専門学校(現名古屋市立大学)を卒業
昭和13年(1938年) 24歳 帰郷し薬局を営む
昭和14年(1939年)10月 25歳 処女詩集『田舎の食卓』を刊行
昭和15年(1940年) 26歳 文芸汎論詩集賞(第6回)
昭和21年(1946年) 32歳 『春燈』の創刊号に句作を発表、主宰者の久保田万太郎の激賞を受け主要同人となる
昭和24年(1949年)3月 34歳 雑誌『木靴』を創刊
昭和34年(1959年) 45歳 広島県詩人協会会長
昭和36年(1961年)1月 46歳 広島春燈会を結成、句誌『春雷』を主宰
昭和41年(1966年) 『定本・木下夕爾詩集』刊行
昭和42年(1967年)2月 『定本・木下夕爾詩集』が読売文学賞(第18回)


生い立ちと学業、業績
生い立ちと学業
大正3年(1914年)、福山市御幸町において木下常一の次男として生れた。本名は優二。

父は小地主で精米所と雑貨店を営んでいた。6歳のとき、その父親を亡くす。昭和2年(1927年)広島県立府中中学校に入学。堀内大学の雑誌『若草』に特選となる。
昭和7年(1932年)広島県立府中中学校を卒業。第一早稲田高等学院文科に入学。在校中に堀内大学に大いなる影響を受けた。
昭和10年(1935年)第一早稲田高等学院を2年で中退。義父の家業をつぐため、昭和10年(1935年)5月に名古屋薬学専門学校(現名古屋市立大学)に入学、昭和13年(1938年)に卒業した。


経歴

昭和14年(1939年)10月、処女詩集『田舎の食卓』を刊行。昭和15年(1940年)第6回文芸汎論詩集賞を受賞。
昭和21年(1946年)『春燈』の創刊号に句作を発表し、主宰者の久保田万太郎の激賞を受け主要同人となる。
昭和34年(1959年)、広島県詩人協会会長となる。昭和36年(1961年)に広島春燈会を結成。また句誌『春雷』を主宰した。

備後地方の各学校、市町村などの校歌や団体歌を数多くつくった。
井伏鱒二氏と親交があった。

句碑

昭和37年(1962年)6月17日、福山市沼隈町中山南上横倉の福泉坊境内に、自筆の「入日いま 木下夕爾句碑」が建てられた。

また、1周忌にあたる昭和41年(1966年)8月7日には、福山市御幸町上岩成の生家近くに、桑田三舟揮毫の「家々や 木下夕爾句碑」が建てられた。


誠之館所蔵品
管理 氏 名 名  称 制作/発行 日 付
06934 木下夕爾 著 『復刻 木靴(一) 1〜21号』 児島書店 昭和58年
05538 木下夕爾 著 『新版 児童詩集』 ふくやま文学館 平成14年
04799 広島県福山東高等学校 編 「ヤットの詩人」、木下夕爾
(『蒼鷹 1949』、20頁)
広島県福山東高等学校 昭和24年
04800 広島県福山東高等学校生徒会編集部 編 「冬の夜の歌」、木下夕爾
(『蒼鷹 1951』、20頁)
広島県福山東高等学校生徒会 昭和26年
06935 ロバート・エップ 著 『木下夕爾 (訳:沖本治郎)』 児島書店 平成5年
04960 井伏鱒二ほか 著 「木下夕爾 詩と文学」
『井伏鱒二全対談(下巻)』
筑摩書房 平成13年
05537 ふくやま文学館 編 『在郷の詩人 木下夕爾』 ふくやま文学館 平成14年
05535 ふくやま文学館 編 『福山の文学第5集 ふくやま文学館所蔵資料紹介−井伏鱒二・福原麟太郎・小山祐士・木下夕爾・村上菊一郎小伝−』 ふくやま文学館 平成16年
05536 ふくやま文学館 編 『ふくやま文学館開館十周年記念 福山地方の詩と童謡』 ふくやま文学館 平成21年
07167 ふくやま文学館 編 『ふくやま文学館所蔵シリース『福山の文学』第16集 新編 木下夕爾詩集』 ふくやま文学館 平成26年


探しています
氏  名 名  称 発行所 日 付 コメント
木下夕爾 著 『詩集 田舎の食卓』 詩文学研究会 昭和14年 限定100部
木下夕爾 著 『生れた家』 詩文学研究会 昭和15年
木下夕爾 著 『昔の歌』 (新選詩人叢書) 昭和21年
木下夕爾 著 『晩夏』 昭和24年
木下夕爾 著 『児童詩集』 木靴発行所 昭和30年
木下夕爾 著 『句集 南風抄』 昭和31年 限定300部
木下夕爾 著 『笛を吹くひと』 的場書房 昭和33年
木下夕爾 著 『句集 遠雷』 春燈社 昭和34年
春燈社 編 『遠雷(木下夕爾)評』 春燈社 昭和34年
春燈会 編 『春燈 特集木下夕爾追悼』 春燈会 昭和40年
木下夕爾 著 『定本 木下夕爾詩集』 牧羊社 昭和41年 限定1000部
木下夕爾 著 『定本 木下夕爾句集』 牧羊社 昭和41年
木下夕爾 著 『定本 木下夕爾全集』 牧羊社 昭和47年 詩集と句集の合本
木下夕爾 著 『児童詩集 まめほん ひろしま文庫』 ひろしま文芸出版 昭和49年
木下夕爾 著 『含羞の詩人 木下夕爾』 木下夕爾を偲ぶ実行委員会 昭和50年
木下夕爾 著 『木下夕爾全句集 まめぼん ひろしま文庫』 広島文芸出版社 昭和51年
朔多恭 著 『菜の花いろの風景 木下優二と俳句』 牧羊社 昭和56年
木下夕爾 著 『復刻 詩集 田舎の食卓』 葦陽文化研究会 昭和58年
朔多恭 著 『木下夕爾の俳句』 牧羊社 平成3年
朔多恭 著 『木下夕爾 蝸牛俳句文庫8』 蝸牛社 平成5年
木下夕爾 著 『木下夕爾 (花神コレクション〈花神〉』 花神社 平成8年
市川速男 著 『木下夕爾ノート 望都と優情』 講談社出版サービスセンター 平成10年
木下夕爾 著 『ひばりのす 木下夕爾児童詩集』 光書房 平成11年


出典1:『政治産業文化備後綜合名鑑』、109頁、式見静夫編、備後文化出版社刊、昭和34年9月
出典2:『福山の文学第5集 ふくやま文学館所蔵資料紹介−井伏鱒二・福原麟太郎・小山祐士・木下夕爾・村上菊一郎小伝−』、ふくやま文学館編刊、2004年3月31日
出典3:『福山文化財シリーズ 福山の碑』、32頁、「入日いま 木下夕爾句碑」、三上勝康著、福山市文化財協会刊、昭和50年11月10日
出典4:『福山文化財シリーズ 福山の碑』、37頁、「家々や 木下夕爾句碑」、三上勝康著、福山市文化財協会刊、昭和50年11月10日
2009年10月26日追加●2009年10月29日更新:写真・経歴・本文●2009年11月6日更新:写真・経歴・本文●2009年11月19日更新:誠之館所蔵品●2009年11月20日更新:経歴・本文・著書・出典・関連情報削除●2009年11月25日更新:著書・誠之館所蔵品●2009年12月15日更新:誠之館所蔵品●2010年10月18日更新:誠之館所蔵品●2012年2月28日更新:経歴・本文・探しています・出典●2013年10月1日更新:本文●2015年1月6日更新:誠之館所蔵品●