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俳 人 | |||||||||
経 歴 | ||||||||||||
生:享和3年(1803年) | ||||||||||||
没:明治9年(1876年)12月、新市において没、享年74歳、新市安養寺に葬る | ||||||||||||
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生い立ちと学業、業績 | ||||||||||||||||||||||||||||
名は吉兵衛。字は雪塢。墻東庵と号した。 代々胡町岩田屋前門に住し、油滓および木綿の問屋と、質屋とを営んだ。 俳句への造詣が深く、仲間たちに第6世風羅堂盟主に推された。 雪塢は野坡の遺跡が荒廃しているのを嘆き、弘化のはじめに奈良津村の山に一宇を設け雪月花を娯しむ道場とした。 同好の士は、これをよろこんで、踵を接して日参したという。 雪塢は風流三昧に徹して産を傾けたため、文久のはじめに延藤吉兵衛をたよって府中に移った。 のち延藤の新市支店を頼って同地において酒造業をはじめた。 明治9年(1876年)12月、新市において没、享年74歳、新市安養寺に葬る。 |
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誠之館所蔵品 | ||||||||
管理 | 氏 名 | 名 称 | 制作/発行 | 日 付 | ||||
05115 |
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扇面「たんぽぽ」 | − | − | ||||
05117 | 井上雪塢 書 | 扇面「残炎」 | − | − |
出典1:『福山藩の文人誌』、176頁、濱本鶴賓著、葦陽文化研究会編刊、昭和63年7月27日 出典2:『郷賢録』、64頁、福田禄太郎著、福山城博物館友の会編刊、平成12年10月1日 出典3:『近世後期の福山藩の学問と文芸』、74頁、福山市立福山城博物館編刊、1996年4月6日 |
2009年7月16日追加●2009年8月7日更新:本文・出典● |